2008青春18切符旅行 四日目 (青森→恐山→八戸→盛岡)

9:00 青森駅

ホテルから青森駅に向かう。
しゃれにならないほどの大雨が降ってくる。
「恐山に行くんだから晴れてたら気分出ないよね♪」とあいもかわらずポジティブシンキング。

9:20 青森→下北

青森から下北(恐山の最寄り駅)へ向かう。
車内で明日の予定を立て、幼稚園〜小学生だったころに住んでいた盛岡の町を20年ぶりに訪れることに決める。
ネットで盛岡のビジネスホテルを予約。

11:00 下北駅→恐山

下北駅からはバスで恐山へ。
しっかりと「霊場 恐山」と書いてある。
途中で下北市街を通ったのだが意外にもGEOやらヤマダ電器やら見慣れた店が結構あった。
市街を離れるとバス内にテープで恐山の由来やら民謡やら俳句やらが流れる。
Wikipediaを見ると「霊場であり、信仰の地でもあるので、観光客が観光気分で行くと祟られるという。」
・・・不安だ。

11:25 冷水場停車

途中の冷水場でバスが止まり、「ちょっと降りても良いですよ」との運転手の声。

どうやら昔からこの場で身を清めるのが慣わしらしい。
結構な雨が降っていたので降りる客半分ぐらいだった、罰当たりめ! 観光気分出しやがって!

11:20 恐山到着

山道を抜けると四方を山に囲まれた湖が!

ついに恐山到着。(あくまでこの場全体が恐山であり、「恐山」という名前の山は無いらしい。)

12:00 昼食

8月だというのに20度切る寒さ&大雨。

寒すぎなので無難に山菜そばを食べる。

・・・どう見ても水道水です。本当にありがとうございました。

12:30 恐山参拝

昼食後、外に出るとあれだけ降っていた雨が小雨に。
これも俺の日頃のry)




境内。



「地獄巡り」
境内の左側には地獄を模したなる地表が広がる。
賽の河原、風車、墓標・・・



ここの土壌はまだ活発に火山活動が行われているらしく、硫黄分を始め色々な鉱成分が地表に吹き出している。


 
「極楽浜」
硫黄分が湖に流れ出しコバルトブルーに染めている。
石灰分の浮き出した浜とのコントラストが絶景。言葉を失う。
※曇りで写真写りが悪い・・・



「三途の川」



見つけた微妙なもの色々。


ちなみに「恐山といえばイタコだろ!」と思って探したが見つからなかった。
どうやらお盆と7月、10月にある特定イベントでしか口寄せはやらないらしい。
あと一週間早ければ・・・残念。

15:00 温泉入浴

境内にある温泉に入浴して身を清める。

同時に入浴していたおっちゃん二人組と話す。どうやら東京方面から下北半島まで車で来ているらしい。
二人はすぐにあがったのだが、俺は長めに湯船につかることに。

15:20 財布がない(試練1)

着替えて風呂を出ようとするが、財布が見つからない!
バックパックにもショルダーバッグにも!
「まさか、あの連中か!あんな大人しそうな顔しやがって!」


・・・普通にカーゴパンツのサイドポケットにありました。
紳士の方々、疑ってごめんなさい。

15:30 釣り銭(試練2)

風呂上がりの飲み物を買う際、前の客が自動販売機に400円を入れたまま忘れた状態になっていた。
「儲けたぜ、ラッキー♪」と一瞬思ったが、(祟りが怖かったので)売店のおばちゃんに渡しておいた。
煩悩が取り払われたと実感。

15:50 恐山→下北駅

さらば恐山、1000年以上の歴史は伊達じゃなかった。
特に極楽浜の景色は一生に一度は見ておいた方が良いと思う。

16:50 下北→野辺地


下北から野辺地へ。

17:50 野辺地到着


ここで20分ほど乗り合わせ。
バックパッカーや旅行鞄持った人が多い。

18:10 野辺地→八戸

乗り換えで八戸へ。

19:00 新幹線切符購入

八戸→盛岡は新幹線(3,410円〜)or第三セクターの電車(2,980円)しか走っていないため、青春18切符での適用外となるようだ。
(この縛りは結構有名らしい。調査不足・・・)
料金は500円しか変わらず、乗っている時間も半分以下なので新幹線を選択することに。

19:20 夕食

八戸は海岸沿いの町なので魚を狙い、駅にあった回転寿司屋に特攻。

予想通り大当たりだった。
特にヒラメとビントロは絶品。
八皿1560円ナリ。

20:00 八戸→盛岡 (試練3)

八戸から盛岡へ。

車内で日記を書いているときに、なんだか澄んだ気持ちになっていた。
恐山で心が洗われたようだ。生まれ変わったような感じだ。
今なら何があってもあの菩薩像のように許せるはず。


前の席に座ったおっさんが何も言わずに突然リクライニングを倒してきた。
(・・・PC落ちそうになっただろ、この野郎!)

20:35 盛岡到着

30分足らずで盛岡到着。
明日は20年前住んでいた街を探索だ。