XP祭り2006に参加してきました。

9/2に行われたXP祭り2006についての感想を遅ればせながら。

各講演の感想

10:30〜 倉貫氏講演

日本XPユーザグループ代表の倉貫さんの講演。
内容はXP入門といった趣旨。
XPは適用すれば劇的に改善されるという類の魔法のスキームではなく
「XP=プラクティスを追求する姿勢=改善型開発」であることを再認識。
※ちなみにXPer度判定は6でした。

11:05〜 平鍋氏講演

XP分野の第一人者平鍋さんの講演。
XPの歴史をさまざまな書籍を元に説明してもらったのですが、
数々の名書を1冊も読んでいない。。。勉強不足。
「周りを変えようとするなら、まず自分が変わらないといけない」という主張が印象深かったです。

13:00〜 劇団XP講演

第一部:開発でよくある事例を再現した問題提起。
以下メモを簡単に。

議論のルール

  • 何が決まったら終了?
  • 何のために話すのか?
  • 人の話をさえぎらない
  • 話しすぎない
  • リーダーが上位下達で決めるのではなく、あくまでメンバ間で話し合って決める

強いチームを作るには

  • メンバーの個性を知り尊重する
  • うやむやにするのではなく十分に意見を交換する
  • リーダーが強権発動しない

第二部:侍塊'sさんのコント&ライブ。

13:00〜 懸田氏講演

永和システムでTRICHORDの開発リーダーをしている懸田さんの講演。
「開発手法を上から押し付けられるのではなく、自分たちの文化を作る」という結論は納得。

あとバグレゴ(バグ管理としてレゴでオブジェを作って置いておく)のはとても面白いアイディアだと思いました。
バグ以外でも重要タスク管理等でも使えそう。プライベートで試してみようかな?

14:30〜 天野氏講演

天野さんの動画処理ミドルウェア開発事例紹介。
実際にXPとは程遠い生活の自分には、実際の事例を通して
開発の現場を垣間見れたのが勉強になりました。

あとキックオフネタはちょっとハイブローでしたかねw

※講演の中で紹介されていた小野和俊さんのエントリを元に自己分析。現状では[風△,林△,火○,山×]かな?

15:00〜 機械猫モッカー紹介(withデスノコラ)

JUnitのテストコードからMockオブジェクトを作成する機械猫モッカーの紹介。
日経ソフトウェアの記事でチラッと見たことがある程度だったのですが、
改めて紹介を聞いてこれ凄く便利だと実感。

  1. JUnitデファクト=学習コストが低い
  2. テストコード=クラス定義となるのでわかりやすい
  3. テストコードを先に書くTDDとの親和性が高い

うーん、良いことばかり。
※だけどJUnit使ってない&適用不能な末期ソースを相手にしている現状では。。。(つД`)